笠岡諸島物語 六島編

6 六島 MUSHIMA ~灯台と水仙のスローアイランド~
六島

笠岡諸島の最南端の島が六島です。昔物語に出てくるような山の形をした島です。ここまで来るとさすがに海の色が違ってきます。

前述の真鍋島がなんだか忙しい島に思えてくる程、この島の時間の流れはゆっくりしています。周囲4.6kmの小島に80人余りの人が生活しています。この島も昭和52年(1977)時点で人口209人、戸数105戸を数えていましたが半分以下の人数になってしまいました。明治8年の記録では550人だったそうです。余程、海が豊かだったのでしょう。

港
↑笠岡諸島最南端の港。後方に見えるのが前浦の集落。トイレ等は港の待合室を利用しましょう。

定期船は①前浦港または湛江港に着きます。ここが島の中心地で学校や公民館があります。南へ前浦の集落を右手に見ながら③六島灯台への山道が通じています。集落にある商店が唯一のショッピングスポットです。

水仙
↑水仙の群生地の一つ。夏の一番暑い時季にボランティア、島の住民によって球根が植えられます。

早春の頃でしたら途中で有名な②水仙の群生を見ることができます。六島灯台はこの周辺の海が多くの海難事故を引き起こすため大正11年に岡山県で初めてできた灯台だそうです。灯台からの眺めはまさに絶景で深い藍を湛える燧灘(ひうちなだ)を眼下に四国連峰が迫ってきます。六島と四国の荘内半島の間の海峡はこの周りで一番深いため、瀬戸内を航行する巨大船の全てが通過します。豪華クルーズ船を見ることができるかもしれません。

灯台
↑二代目の六島灯台。この西方の海上で有名な龍馬の”いろは丸事件”が起きました。

もう一度港へ戻り、北へ向かうと坂を上り右手に大鳥神社が見えてきます。さらに山道を少し登ると目の前に湛江漁港が見下ろせます。軒を寄せ合って暮らす集落を抜けると海苔の養殖加工場があり、集落の割には数多くの漁船が目に付きます。定期船の終点はこの港で、ここから再度前浦港を経由して真鍋島へ戻ります。


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