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笠岡諸島物語 飛島編

5 飛島 HISHIMA ~大小2つの島からなる海運の島~
飛島

笠岡港から約30km(航路距離)、さすがにここまで来ると離島感覚に包まれます。2つの島は約1km離れており、大飛島(おおびしま)の人口75人、小飛島(こびしま)が17人です。

大飛島に降り立つと、どうやって生活しているのだろうかと心配になるほどの静寂に包まれています。現在の島の担い手は主に内海航路の船長であったり、船員であったりで島外で稼いでいるそうです。一隻丸ごと家族で運航もあるそうで、海の男の深いつながりを感じさせる話です。

港1
↑生活船、海のコンビニとでも言うべき生活必需品を運んできた運搬船。

定期船は①洲港に着きます。すぐそばにモダンな飛島小学校があります。ここには飛島資料室と椿研究室もあります。校庭の隅に南遺跡と呼ばれる遺跡があり、ここから奈良三彩の壷をはじめとする奈良時代から鎌倉時代にかけての出土品があったそうです。ちなみにこの遺跡は国の重要文化財に指定されています。大飛島を一周する約4kmの「はちまき道路」があり、道沿いにヤブツバキの群生が目に付きます。一度途絶えた伝統でしたが、椿油の製法再生に島の中学生が取り組み、今では島の名産品になっています。

港2
↑嶋神社より見下ろす小飛島の集落と港。

対岸に小飛島が見えます。この島は笠岡諸島の有人島の中では最小の島です。引き潮時には小飛島の方向へ南遺跡の下から砂州の伸びているのが見えます。昔は300m程の長さがあったそうですが今は消えつつあります。②小飛島は大飛島同様、静かな島で、耳に入る音は波をはじめとする自然の音のみです。


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